民生用のレーザー発生デバイスです。 上は、初期のレーザーディスクプレイヤーをバラしたら出てきた物で、 He-Neレーザー管です(東芝製)。 下は、CDプレイヤーをバラして取り出した、半導体レーザーデバイス です。 半導体レーザーの登場と、CDプレイヤーなどの普及によって、今では 身近な所でレーザー光を利用するようになりましたが・・・でも、初期 のころは、上の写真のような、放電管の一種を使っていたんですね。 高電圧(数千ボルト)が必要で、取り扱いも厄介なものでした。 半導体レーザーは、赤外光の物が殆どだったのですが、最近は、可視光 を発する物が安価に入手できるようになったため、プレゼンテーション の時に使うポインタにも利用されていますね。いつだったか、これを悪 用した事件まで発生しましたが・・・ なお、昔、レーザーといえば、「殺人光線」なんて言われたもので、S F映画などでは、お決まりパターンで光線銃が出てきたものですが・・ 写真の物は、それほど大きな出力ではないので、目に入れなければ殆ど 危険はありません。でも、出力の小さいものでも、直接ビームが目に入 ると非常に危険です。ポインタなどは、安価に入手できますが、取り扱 いには十分注意しましょう。 ところで、工業用の出力の大きなものは、本当に殺人光線になるものも あります。 |